カーペットやソファは洗いたくても洗えなかったり、とは言えわざわざ業者に頼んだり、クリーニングに出すのは面倒ですよね。
そんな時にオススメなのが「リンサークリーナー」。
噴霧した水を吸い取り、カーペットやソファについたシミや汚れ、ニオイを取ることができる装置です。
我が家にはペットの猫がおり、よくカーペットに粗相をするため、汚れとニオイに悩んでいました。それを解決したい!という思いで今回購入を決めました。
アイリスオーヤマ・水洗いクリーナー「RNS-P10」を購入して使ってみた感想、メリットとデメリット等についてご紹介します。
リンサークリーナーとは?
リンサークリーナーとは水と空気の力で汚れを吸い取る布製品専用の洗浄機のことです。
汚れを取りたい布製品に水を噴霧し、その水を高い吸引力で吸い取ることで水と一緒に汚れを吸い取るという仕組みとなっています。
リンサークリーナーは元々業者用に開発された製品で、一般家庭用に改良されたのが今回ご紹介するアイリスオーヤマのリンサークリーナーです。
実際に使ってみた
製品の概要
本体のサイズは幅約29×奥行約18×高さ約27cmで一人でも簡単に持ち運びできるサイズです。
洗浄ヘッドは、汚れをかき出す「洗浄ブラシ(画像下)」とスミの汚れが取れる「T字ヘッド(画像上)」の2種類が同梱されています。洗浄したい布製品に合わせて選択することができます。
雑巾掛けでは落ちなかったシブトイ汚れも落ちる…!
ホース等を装置に接続したら、タンクに水を入れ掃除をスタートします。
赤丸のシミに水を噴霧し、リンサークリーナーを何往復かさせることでAfterのとおり綺麗に汚れが落ちました。
雑巾ではうまく落ちなかった汚れが、短時間でこんなに綺麗に取れるとは思っていなかったのでとても感動しました!
清掃後の回収タンクでカーペットの汚れを実感
カーペット全体の掃除後の吸引した汚水を貯めた回収タンクの写真です。
1回の清掃で黒い汚水が溜まり、カーペットが汚れていたことがわかりますね。
掃除機だけでは落ちなかった染み付いた汚れがリンサークリーナーで落とすことができました。
清掃後のお手入れ
清掃後は綺麗な水をバケツなどに入れ、それを洗浄ヘッドから吸引し、ホース内部を洗浄します。
その後、タンクと洗浄ヘッドを取り外し水洗いをし、乾燥させ、再組み立てしたら掃除は完了です。
リンサークリーナーRNS-P10のメリット・デメリット
メリット
掃除機や雑巾掛けでは落ちない汚れが落ちる
先程紹介したとおり、諦めていたシミや汚れ、お子さんに食べこぼしやペットの粗相等を取ることができます。洗濯できない布製品を業者に出さずとも手軽に清潔に保つことができるのがメリットです。
水だけで洗浄できる
水だけで洗浄をすることができるので、赤ちゃんがいるご家庭など化学製品を使うのに抵抗がある方でも安心安全に使用することが可能です。
水だけの洗浄で物足りなさを感じる方は専用のアルカリ洗浄液を使用することも可能です。
デメリット
使用後しばらくはびしゃびしゃになる
水を吸引はするものの、完全に水を吸いきることはできません。よって、清掃後はしばらく濡れたままになります。
少しでも早く乾かしたい時の方法をいくつかご紹介します。
- 乾いたタオルを使用した部分に置き、水をタオルに移す
- ドライヤーやサーキュレーターを使用して乾かす
- 日陰などに干して乾かす
- リンサークリーナーを使用するとき、洗浄したい部分に先に水を少し遠くから噴霧しておいて、それを吸引して洗浄する(個人的にオススメですが、洗浄力は落ちるかもしれません。)
水を噴霧しながらリンサークリーナーを使用するとどうしても布製品に水が染み込みやすくなってしまい、吸引しきれなかった水でびしゃびしゃになりやすいです。4つ目の方法を実行すると洗浄したい布製品にかかる水の量が減るので、乾くまでの時間が短縮されます。ただし、注意事項にあるとおり、洗浄力は落ちる可能性が高いのでご了承の上お試しください。
稼働音が大きい
普通の掃除機よりも大きな稼働音が鳴ります。近所迷惑になる可能性もあるので昼間にご利用になられることをオススメします。
従来品RNS-300水洗いクリーナーとの違い
今回ご紹介しているRNS-P10はRNS-300の後継品です。改良点やデメリットなどについてご紹介します。
メリット
タンク容量が大きくなった
従来品よりもタンク容量が大きくなり、水の入れ替えをせずに一度に広範囲の掃除を出来るようになりました。
小さな汚れを落とすだけであれば従来品でも十分ですが、カーペットやソファ全体の掃除をするのであればRNS-P10を使用することをオススメします。
タンク容量 | |
RNS-P10 | 1.1L |
RNS-300 (従来品) | 0.3L |
水の噴霧がしやすくなった
従来品はレバーを1回押すと、一定の水量が出るだけでしたが、RNS-P10はレバーを押してる間は水を出し続けることができます。
タンクの手入れがしやすくなった
従来品はタンクを分解することができず水を入れたり、清掃がしにくい形状でしたが、RNS-P10は1タッチでタンクを取り外すことができ、広口タンクに改良されたため給水と清掃のストレスが軽減されました。
従来品よりホースが長くなった
従来品よりも0.2mホースが長くなったことで装置を動かさずに広範囲に掃除がしやすくなりました。
ホースの長さ | |
RNS-P10 | 1.2m |
RNS-300 (従来品) | 1.0m |
デメリット
性能が上がった分、価格は高くなる
従来品よりも性能が上がった分、従来品よりも約4,000円ほど高くなります。価格を抑えたい方は従来品の方がいいかもしれません。
タンクが大きくなった分、重量が増えた
RNS-P10も女性一人でも持ち運べるサイズと重さではありますが、少しでもコンパクトなものをお求めの方には従来品の方が良いかもしれません。
重さ | |
RNS-P10 | 約3.2kg |
RNS-300 (従来品) | 約2.7kg |
まとめ
アイリスオーヤマの水洗いクリーナー「RNS-P10」についてご紹介しました。
- リンサークリーナーは水洗いできないカーペットやソファなどの布製品に使用できる
- お子さんの食べこぼしやペットの粗相など、落ちにくい汚れやシミを水だけで落とすことができる
- RNS-P10は従来品より改良され、広範囲の掃除がしやすくなり、清掃後のお手入れもしやすい形状になった
お子さんの食べこぼしやペットの粗相でお困りの方はぜひお試ししてみてはいかがでしょうか?